過去に航空自衛隊築城基地のホームページで公開されていたものです。
バージョンがいくつかありますが2025年6月現在は公開されていません。
私はインターネットアーカイブを使いました。
リンクを貼るのは基地関係者の方には不本意かもしれないので各自で検索してください。
紙模型工房さん設計です。
結論から言って非常にクオリティが高く、今後の参考にさせてもらいたい思うものでした。
早速完成写真です。
航空自衛隊のF-2支援戦闘機のペーパークラフトです。
かなり強めにデフォルメされています。写真のように正面から見るとかなり映えます。
このようなデフォルメに特有のことですが、コックピットなど重要な部分の大きさがスケールモデルで言うと1/32のような大スケールに相当するのでサイズ以上に迫力があります。
展開図。全部で9パーツと非常にシンプルなパーツ構成です。
台座もついていますが降着装置はなしです。まあ飛行状態の方がかっこいい派なのでウェルカムです。可愛いパーツにベントラルフィンと書いてあるのがいい感じですね。
紙は専用紙を使いました。コピー用紙だと若干柔らかいかもしれないです。
紙模型工房さんの説明ではパンフレット用とあったので厚めの紙に印刷して配布することを前提にしていると思われます。
きれいに組むにはコツが必要ですが難易度は低く、パーツが大きいのでコピー用紙を使う場合は少し小さめに印刷してもいいかもしれないです。
機体上面、これが1パーツでできているのは感動ものです。
キャノピーは1パーツで曲面にするタイプです。ちょっと作るのが難しいです。
機体のパーツもそうですが丸める部分は折り線が消してあるのもさりげないですが、見栄えに影響しています。
デジタルで設計すると平面だけで作るので出力すると折り線がつきます。
また、機体上面には折り線がありますが折り線部分だけ色を変えて目立たなくしているのもいいです。
キャノピーを取り付け翼下側のパーツを貼り付け。
翼と機首の下側は完全に平面となっています。
完成時には斜め上くらいから見るのと元から機首の下側は出っ張りが少ないのでいいオミットです。
機体は上下に2分割です。F-16と同じでこの形は上下分割が一番いいですね。
注目したいのはパーツに穴を開ける箇所です。
上下のパーツを貼り付ける時も全面しっかり接着剤をつける必要はないですし
工作難易度としてカッターナイフが必要なのは気になりますが初心者がカッターナイフを使う練習としては悪くないと思っています。
エンジンノズルなどをつけて完成です。
感動ポイントはまだあります。例のベントラルフィン(機体下側の垂直尾翼)がつけられているのですが、機体下側のパーツが斜めになるようにできていて、台座なしでも前のめりになりません。
そして台座ありでは少し上を向くようになっています。
感動ポイントです。
真横から見るとかなり極端なデフォルメなのですが、遠近法が働くので飾ったときにはむしろプラスに働きます。
総じて非常に完成度の高いモデルでした。タミヤのMMシリーズなどで感じるタイプの感動です。見習いたいものです。
2025/6/21公開
2025/7/14更新
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